大会長挨拶

ご挨拶

 今回の日本ストレスマネジメント学会は、北海道の北海道大学学術交流会館で開催することになりました。

 北海道は、松浦武四郎が蝦夷地を北海道と命名し、翌年はその150年目にあたります。北海道の面積は、四国と九州を併せたよりも広く、国土の25%であり、食料自給率200%の一大食料基地でもあります。かつて榎本武揚が独立国を夢見、幕末の混乱期や第二次大戦後に、多くの人がやってきて開拓地してきた新天地でもありました。そのためか、もしかすると礼儀作法が行き届かないと受け取られるかもしれませんが、本州のような因習や伝統へのこだわりもなく、男も女も厳しい自然と格闘して生きていかざるを得ない自由、平等、自立の土地なのです。

 大会のテーマは「ストレスマネジメントの広がり−医療・教育・福祉・産業に向けて」として、日本を代表する多くの先生たちの協力を得て研修会の充実を図ることができました。これに併せて幅広い分野の学術発表も行われることを期待しております。

 学会員はもちろん、非会員の方も、遠くの方も近くの方もお誘い合わせの上ご参加下さることを祈念しております。夏の札幌の地でお会いしましょう。

 

16回日本ストレスマネジメント学会学術大会・研修会

会長 前田  潤